sirokumaojisan’s diary

日常をより楽しく、元気に過ごす日常ブログ

日本を見てみてよう 1

いよいよ日本をぶらぶらするんだ。

 

2022年5月。

 

朝から京都駅まで輪行し、ブロンプトンを展開する。

京都駅は、改札を出ると利用者が少ない平日なので、すぐ脇で用意をすることが出来た。

1泊2日の予定で京都から名古屋まで行く。

気持ちと裏腹に天気予報は2日間とも雨予報なので、少しだけ残念に感じる。

雨降って地固まるとも言うし、スタートとしては縁起がいいと開き直り、国道1号線で北上を開始した。

京都の有名な観光名所などを全てスルーし、目指すは関西の水処 琵琶湖

 

2時間ほど走り、お目当てのビワイチのサイクリングコースに出る。

なんやこれ、海やん。

初めて見た琵琶湖の大きさに、きっと誰もが思うセリフが漏れる。

行けども行けども水、ひたすらデカい。

 

こんなの初めてと浮かれていると、近江大橋というところに差しかかった。

その橋の西口の歩道、赤い舗装がされた部分を通行したその瞬間。

するっと、前輪が滑り転倒した。

幸いケガはなく、地面を見ると他にもスリップしたタイヤ痕が残っており、どうやら危険地帯みたいだ。

新品で買った防水ズボンが破れて、悔しさをにじませながら、雨の日はコケるといういい経験をさせてもらいました。

これが道路だったなら、頭を車さんが潰しに来るもんね、、、

 

このことは旅のいい薬になる。雨は滑ると実地で経験を得た。

 

こけたあとはしばらく行くと、自転車に乗って旅してる風の外人さんと何度かすれ違う。ビワイチって海外でもPRしてるのかと疑問が浮かんだ。

同じ関西の和歌山では、自転車で旅してる外人さんをほとんど見たことがない。

バイクや自転車で、日本一周と掲げて真っ黒に日焼けをした日本の方を、たまに見るくらいなので、情報発信でいうとビワイチがグローバルな気がする。

 

そんなことを考えているとここに到着

琵琶湖に来たぁー。って思えるわかりやすいスポット。

SNSなんかで見たものが目の前にあると、実感としてあっ来たんだと感じる瞬間。

これは撮りたくなる。滞在時間3分だけどね。

 

そこからひたすら琵琶湖を北上する。

北上する。

 

北上する。

 

北上する。

 

北上する。

 

 

飽きたぁぁー。

ビワイチに飽きたぁ。

恐ろしく景色が変わらず、飽きる。

 

雨の平日を趣味で自転車で走る方はどれだけいます??

僕なら走りません。自転車は汚れるし、コケるリスクもある。

なので、この日見た自転車乗りは片手より少なかった。

ほぼ一人の状態でビワイチ、左手に水、右手に田んぼを2時間耐えて

ようやく到着したのが、彦根のスイス。

 

人気店とのことだったので時間を13:30分に着くように調整してきた。

お腹も減ったし、いざハンバーグを食うぞとワクワクしながら店前にいくと、なぜかなぜかの大行列。

 

なんで???平日の13時だよ?

なんで20人くらい傘をさして待ってんの?

一組20分として3時間かかるわ。これは待ってたら彦根城の時間なくなるぞ。

脳みその中はパニックで、どうするかを迫られる。

まっ、諦めるしかないので駅前に行き別の店を探す。

そこでいい感じの昔からある喫茶店を見つけたので入店した。

腰を落ち着かせ、サンドイッチを注文し、初老くらいのマスターと少し談笑する。

 

先ほどスイスという店に寄ったのですが、いつもあんなに人気があるのですか?

と私が聞くと、いいえ。いつもはあそこまで混んでいません。今月でスイスさんは閉店するので懐かしさから、あそこまで混んでいるのですよ。あそこも50年やってるからもう店じまいするみたいでね。

 

50年も続いた店もいつか無くなる。

これは地元の人には残念だけど、50年続けた人が居てるということでもあるんだな。

日本って高齢化社会だから、昨日まであったお店が急になくなるのは、あっちこっちにあることなんだけど、やっぱり聞くと残念に思う。

この喫茶店もいつかなくなるんだろうなと思い、コーヒーを注文し飲んでいると、マスターが彦根城の桜の写真集を見せてくれた。

彦根も雪が降るみたいで、雪が降るところの地域の桜は、より春を告げるシンボルのように写真から感じれました。

その後、お会計を済ませ彦根城へ。

彦根城の説明を読むと、いっぱい頑張ってくれたから、みんなからお金を出させて建てたよと書いてあった。俗に言うとご褒美城だね。

名前と年号を覚えるのが面倒なので、どういう風に建てたしか興味ない。

僕の中では彦根城=ご褒美城となりました。

 

小一時間ほどウロウロするも、奴がいない。

猫なのに被り物をしているあいつが。

我が家の旧猫は首輪をつけるだけで、孫悟空の頭の輪をつけられて苦しむくらい嫌がったのに、奴は重たい兜を身に着けている。

一言で言うと、猫としてスペックが狂っている。

人間への媚びり方が、あれほどうまいし、可愛い。

雨が降ってるから出てこないので、あいつは諦めて彦根城を後にする。

 

そして、米原に到着後チェックイン。

無事、聖水をゲットし旅日記を書いて初日は終了しました。

 

読んでてあれって、思った人もいるかもしれない。

なぜ、2024年になるのに2022年を書いてるんだと??

 

答えは簡単です。マイペースな人間で書こうと思うまで2年かかっただけです。

 

駄文にお付き合いありがとうございました。